パーフェクト・ケア
これは久しぶりに腹立つしつまんねーと思い感想を書こうとしてるのですが、登場人物の名前がさっぱり頭に入ってませんでしたw
なのでググりつつ…
主人公は後見人の立場を利用し悪どい儲け方をしているやり手のマーラ
そして大抵一緒にいる助手みたいなフラン
二人は同じ職場です。
二人の仕事内容とは、医師と結託し老人の病気等を過大に診断書に書かせ、緊急措置として裁判所命令で後見人が全ての管理や権限を得て施設に放り込みます。
施設からは危険だからと説明されてましたが携帯電話等も後見人の許可制ですのでもちろん外部と接触させないよう取り上げますし身内であろうと面会もさせません。
その間に家や財産等をどんどんお金に変えてしまいます。
そんな調子なので老人に家族のいる場合裁判になったりするのですが、まんまと裁判長を言いくるめ自分の行為は全て正当であると認めさせるマーラ。
狡賢くやけに勝ち気で自信満々、言動がいちいち感じ悪いし表情を見るからにいけすかない女ですw
初っ端からボロカスですが…
家族に罵倒されても屁でもないという態度でむしろ人を馬鹿にしている彼女。
そんなある日、天涯孤独で資産のある老女ジェニファーの情報を共犯の医者から得ていつものようにすぐに着手。
ジェニファーを迎えに行きます。
裁判所命令であるのでジェニファーは従うしかなくすごい速さで施設送りになってしまいました。
そしてこれまたすごい速さでジェニファー宅を家探しし貸金庫の鍵を発見。
貸金庫を開けるとくり抜いたスペースのある本があり中からは高品質なダイヤがいくつも出てきました。
色々調べましたがこのダイヤには保険がかけられておらず盗品だろうからと懐に入れる事にしたようです。
ここから話が急展開していきます。
ジェニファーは実は天涯孤独という訳ではなく定期的に会っていた権力者であろう男性がいたのです。
いつものように部下にジェニファーを迎えに行かせたのですが家は売りに出されてるし空っぽで中は作業中。
探せっていうボス(権力者風の人)の一喝とかなんやかんやありマーラのこともジェニファーの身に起こったことも全て調べ上げてお怒りのボスもすぐさま対処。
マーラのオフィスにいかにも悪くて金持ちそうな弁護士を送り込み後見人はいらない事と施設から出すよう言います。
あんたのやってることはわかってるし邪魔するつもりはないがジェニファーからは手を引け、引かないなら今の生活と真逆の状況になるというような事を言って脅します。
自分の依頼人は大物だから逆らわない方がいいと。
怯まないマーラに最終的にはお金で解決を持ちかけますが打診した以上の額を要求され決裂。
しかし往生際悪くこれが最後のチャンスだとかしつこくて小物感を漂わせる弁護士に私がイライラw
そんな態度じゃこの手の悪人(マーラ)には舐められるわ。
やばい奴だったら困るし取り引きしたら?というニュアンスの事をフランに言われますが応じる必要ないと返すマーラ。
マーラ曰く何千回も脅されてきたが実際に実行したのは二人だけ、なので心配ないと言うのです。
こんなにも人から恨みを買ってきたが大半は口だけだったという下衆ならではな実績が彼女を(ちょっと精神状態を疑うレベルの)自信過剰にさせているのでしょうか。
悪そうな弁護士と裁判になり、裁判所命令が出た時は弁護士も本人も同席しなかった事をあげマーラと医師の共謀を訴えたり弁護士にも合わせない状況である事で切り込みますが現状ジェニファーの弁護士ではないことや依頼人のことを明かさなかったため負けました。
お粗末すぎる。
マーラにやりこめられる弁護士なんぞで勝負してくるボスがどんどんショボく思えてきますw
依頼人の正体を知りたいマーラはジェニファーの所へ行き問いただしますが彼女は自分がここから出られることを確信しただけで、そのうちわかると取り合いませんでした。
ならばここでの待遇を悪くすると脅しますがジェニファーは「やってみな」と。
怒りのまま施設長のところへ行き必要な薬を減らし食事から固形物を排除、行動制限もかけるように頼みなんとこれが通ります。
こいつらまじでクソです。
無能弁護士が失敗したので実力行使。
施設に部下3人をやりジェニファーを逃がす作戦に。
ボスの待つ車目前まで行ったのにそれもマーラとフランに阻止され各々Uターンすることになったボスとジェニファー。
そこまでやったなら(施設内で既に彼らはそれなりに暴れた)警備?警察?とか薙ぎ倒してもう車に乗せりゃいいのにと思いましたが。
ちょっと時系列曖昧ですがマーラとフランはデキてるし、ボスはジェニファーの息子でそのジェニファーは亡くなった人になりすまして偽名であること、ボスはマフィアであること、また施設を訪れジェニファーを脅したマーラは彼女に首を締められたので施設から精神病院に移してしまう等色々進展。
結託医師が殺されたことでマーラフランは逃げることを決断。
マーラはゴネてましたが。
マフィアのボスに狙われてても自分は大丈夫なのではと思えるってぶっ壊れてるなぁと思いつつ…
逃げるための支度とばかりに例のダイヤを売る算段をつけフランと落ち合う前つもりでしたがフランは自宅で襲われマーラは出先の駐車場で誘拐されました。
目覚めると椅子に縛られていて目の前にはボスがいます。
死ぬのは怖くないと言い放ち、ダイヤを返しジェニファーを解放してやるからとそこでも要求額をふっかけ強欲さを発揮する異常ぶり。
ここだったか、私に負けはないのよみたいな事を言っており常軌を逸する強気。
仮に相手がわかったそうしようと言ったとしてそれが何になるのでしょう。
マフィアですよ?ボスの顔も見てしまったのですよ?
交渉がどうなったところでもう生きて帰れないと思うのが普通では?
約束したら大丈夫みたいに思ってる事が不思議。
まぁボスもそういうこと言ってた気がしますがw
自分が死んだらダイヤは手に入らないし母を施設から出すのに数年かかるわよってのが強みのつもりらしい。
で、マーラを事故に見せかけて殺せという結論に。
気絶させるとチューブを直接胃に入れて酒を流し込み車に乗せ湖みたいなとこにボチャン!
走行の途中でさっさと目を覚まし沈んだ車から無事脱出。
抜けた自分の歯を見て怒りの雄叫びを上げ近くの店で買い物して自宅へ戻るという…歯はおそらく牛乳に入れ持ち帰りました。後に入れ直すシーンがあります。
そして自宅はガス漏れ、その中に怪我して倒れているフランも生きてるし詰め甘すぎだろマフィア。
こんなのでよく結託してた医師殺せたな〜それともこの二人が凄まじい強運なのか?!
もうここらですごいダレました。
ずっとイライラを我慢して見てたのにこの体たらくですよw
ダイヤあるしこのまま逃げてもいいけど一生逃げ隠れして暮らすよりケリをつけないかとフランに話すマーラ。
同意するフラン。
え、老人相手に非道な仕事してたケチな女二人がマフィア壊滅とかすんの?
何このヒドイ映画は?!とこの先への展開に不信感いっばいの私w
手始めに車のナンバーから所有者や家を割り出し(フランに警察のツテがあり何らかの過去を匂わせる都合のいい設定の言い訳みたいなしょーもないやりとり)ボスの運転手を発見。
そこから追跡し変装なんかもしてボス発見。
運転手をスタンガンで倒し一瞬のうちにボスに注射し部下にテーザーガンを喰らわせボス連れ去り。
フランと合流するとボスを道端に裸で放置し追い注射。
まるで手練の殺し屋のように手際が良いw
冷めるわー(- -;)
ボスが病室で目覚めるとそこにはマーラが。
あなたは今身元不明者だから私が後見人になれる、そうすれば私はあなたを好きにできるという旨を話してまた交渉。
鬼の首を穫ったような、とはこの人のことですねなるほど。
でまぁボスは金は出さないが組んでこれをもっと大きなビジネスにしようと持ちかけます。
ごちゃごちゃとボスとマーラの茶番ののち、手を組んで登り詰め成功者としてテレビに出るマーラが映し出されます。
まずは自分を徹底的に知りなさいとか何とかすごい高みから長々一人語りする恥ずかしいマーラに耐えながらのラストへ。
最初の方に「家族に罵倒されても屁でもない態度」と書いたある被害者のその「家族」
この物語の最初に出てきた別の老女の息子が再登場。
マーラに向かい「母が死んだ。誰にも会えずたった一人で」というような事を言います。
彼女を「クソ女」と呼ぶ男に胸を撃たれて息も絶え絶え。
彼は脅しを実行する一握りのタイプだったようです。
そういう感じでエンドロールへ。
より滑稽さを出すためにあの恥ずかしい語りがあったのだと思いますがそれでもウザかったなぁ(^ ^;)
マーラがクソなのでボスを応援してたんですがボスも手下もかなりマヌケで意味がわからなかった。
ボスが拐われて行方不明なったら組織なわけですから見つけ出し犯人も始末すると思うんですが(実際ジェニファーをすぐに見つける能力があったわけだし)違うんでしょうかね。
マーラフランの二人がボスをどうにかしたらケリがつく!って思う違和感というか。
そんな甘いものなの?ボスどうにかしたら追っ手なくなるの?と思ったけど何一つうまくやれないマフィアだったしそんなものなのかもw
面白くないし興醒めもしたけど完走はできたので他に見るものはないしとても暇だなぁという時になら見てみても良いかもしれません。
でもおすすめはできないですw
これはどういう目線で楽しんだらいいんだろう?何が言いたい映画なの?とずっと疑問でしたが見終わってもわかりませんでした。